今日は千葉県銚子市の花鉢の生産者さんを訪問した時のおはなし。
今年のオランダ屋の母の日カタログをご覧頂いた方なら
記憶していらっしゃる方もいるかもしれませんが、笑顔が素敵な
木村園芸・木村さんです。
今が旬のシクラメン。
訪問時(先月中頃)は出荷が始まる直前で
ハウスの中にビッシリ!! のシクラメン。
シクラメンのじゅうたん!
シクラメンの鉢は多くが底面給水鉢というものに変わってきています。
底面給水鉢というのは鉢底に水皿がセットされていて、鉢底の穴から
垂れている不織布が水を吸い上げ、(毛細管現象で)常に一定の水が
シクラメンに供給される仕組みの鉢です。
くぼみにはお水が入っています。
底面給水鉢でなかったときは
何千個ものシクラメンの鉢ひとつひとつに水やりをしていた
というのですから、その手間を考えると頭が下がります。
そして、こちらは葉組みという
作業をしているところです。
葉組みというのはシクラメンの
出来を左右する重要な作業です。
店頭に並んでいるシクラメンは中心に花が集まっていて、
その周りをこんもりと葉っぱが囲んでいますが、実はコレ、
自然に放っておいてこうなるのではなく、生産者の方が、
出荷前にひとつひとつの鉢の葉組みをしているからなのです。
放っておくと真中から葉っぱが出てきますし、花もいろんなところから
出てきてしまったりします。なので真中の葉っぱを外側にもっていき、
花のために株の真中を空けてやる作業が必要で、それを葉組みといいます。
シクラメンというお花は年中手間がかかるお花だそうです。1年間丹精込めて
作られたお花が今店頭に並んでいるんですねぇ。シクラメンを見るときには
そんな生産者さんがいることを少し思って頂けると嬉しいです。
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